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遺言、相続手続きのスペシャリスト 帯安行政書士事務所

相続お役立ちコラム 〜大切な人が亡くなったとき〜column


第5章 ー 公共料金・カード・保険などについて





 ここでは、公共料金や保険、クレジットカードなど(以下、「公共料金等」という)」について記載しています。言うまでもなく、月々故人の口座から引落されていることが大半ですから、迅速かつ効率よく手続きを済ませていきましょう。





【目次】

郵便物等の転送
金融機関について(後回しにした方が良い理由、記帳内容の確認)
光熱費関係の契約変更(電気、水道、ガスなど)
その他の契約変更(保険・電話・NHK・クレジット―カード)





■郵便物等の転送

そのお家によりますが、紛失や未確認・未配達を防ぐため、一定期間、故人宛の郵便物の転送手続きをしておくと便利です。1年くらいは無料で転送手続きをしてくれます。御親族の間で適したところにすると良いと思います。
郵便局に聞けば詳しく教えてくれますしインターネットでもできます。意外に簡単な手続きです。
※ただし、郵便以外のものは転送されませんのでご注意を。主だったところはヤマト運輸社、佐川急便社と思います。二社とも転送サービス自体は存在するようですが、有料・無料・可・不可の部分は異なるようです。お中元やお歳暮などのやり取りがあったような場合は、上記2社にも確認することをお勧めします。

【最初の確認は通帳から(※金融機関については近日中に相続関係の手続きをするので、ここでは確認作業である「記帳」だけで大丈夫です。】
◆見つかった故人の通帳をすべて記帳(特に金融機関の担当者に相談しなくても、記帳だけならATMで出来ます)。記帳数が多すぎて繰越になる場合は出来るところまで。面倒そうじゃなければ繰越してもよいでしょう。

◆何がどこから引き落されているか手書きで構わないので、分かるようにメモしていきます。完璧にリスト化しなくても、記載を見れば、引落先、大よその金額、引き落とし日など、見当はつくと思います。通帳をそのままコピーして蛍光ペンでチェックしてもよいでしょう。スマホなどあれば、記帳ページや口座番号など写真で保存しておくと効率的かもしれません。

◆記帳されているものの例(引落になっているものだけ)
電気代、水道代、ガス代、NHK、固定電話代、携帯電話代、保険関係(生命保険、傷害保険、自動車保険、地震火災保険など)、カード会社、新聞、家賃、医療介護関連費・・・様々です。

【ここで幾つか確認】

@ 口座凍結や、残高不足になると、上記の自動引落が出来なくなりますので、「コンビニや金融機関で●月△日までに振込してください」という郵送物が次々に届くことになります。

A 公共料金等がカード払いになっている場合があります。その場合カード会社の名称で引き落されている場合があります。

B 少し面倒な作業になりますが「今解約すると最終引落は何月何日になるのか」という確認を電話などで各社しておくと、後が楽になります。(※これはしっかりメモです)

C 添付書類を求められることもあります(戸籍の除籍、身分証明書、口座番号など)。これらはあらかじめ5枚くらいコピーを準備していた方がいいでしょう。別々にコピーすると面倒なので、3つを1枚の中にまとめてコピーしておくと便利です。こうしておくと、何か違う書類の記入をする時にも、その一枚をみれば大半の記入が出来るようになります(まとまったコピーをスマホなどで一枚撮っておくとなお便利です)。

D 故人のクレジットカードは意図的に使用しないようにしてください。ショッピングやガソリン・灯油など、「あー忘れてた!」というものも時々出てきます。生活になじみすぎていてうっかり使ったものは仕方ないですが、直近で使うほど最終引落日も翌月・翌々月・・・とずれ込んでいきます。

E 郵送物なども含まれますが、ローン返済や借金と思われるものについての記録・記帳も出てくる場合はあります。こちらも返済等を前提として進めるのであれば、あといくらで完済になるのかなどを確認することから始まると思います。返済を前提に進めるのであれば、各社に、現時点での「履歴(返済・利用等)」のわかる書類を郵送してほしいと請求してください。
※詳細は割愛しますが、いわゆる「過払い」と思われる場合は、最初から弁護士や司法書士に相談されることをお勧めします。相談だけであれば無料の事務所も多く、過払い金の有無の確認も、法律に合致した算出方法で提示してくれます。



■金融機関について(後回しにした方が良い理由、記帳内容の確認)

ここで述べていることが世間一般のルール的に正しいかどうかまでは断言できませんが、手続きがある程度済むまで自動で引落が続いた方が、労力が少ないのは確かです。
ですから、日程的なものと照らし合わせながら、口座が凍結しないように、かつ、残高も不足しないようにすることを意識すると効率的になるのかもしれません。

無理強いはしませんが、もし心に余裕を持つのなら、「手続きがたくさんあったので、金融機関様への相談が最後になってしまいました。これから誠意をもって、迷惑をおかけしないように、ご指示通りに相続手続きを致します。」(ここまで丁寧にしなくても大丈夫ですが)と、後で言いに行くのだから、今は効率的な考え方を優先しよう・・・と思うこともできます。ゆとりは必要です。
※なお、記帳の欄がマイナスになっていても、通帳の別のページで同じ口座に定期預金が残っていたりすると、その枠で引落が継続されるようです。


■光熱費関係の契約変更(電気、水道、ガスなど)

【継続して身内のどなたかが居住を続ける場合】
基本的には、水道、電気、ガス、NHK、固定電話、その他(新聞、家賃、地震火災保険)については、おそらく名義変更の手続きが必要だと思います。

【もう誰も住まない場合】
すべての契約変更手続き(名義変更、内容変更、解約等)が必要になります。

【公共料金等の契約変更の順番について(名義変更、内容変更、解約等)】
電気と水道は最後にした方が良いと思います。理由は、室内作業をするうえで、照明がなかったりトイレが使えなかったりすると不便だからです。他のものはケースバイケースで対応しましょう(寒い時期だからお湯も出るよう、ガスも最後にする等)。

【考えられる主な順番】
(※馴染まないものは無視して参照ください)
重要度は別にして、出来るものは済ませてしまい数を減らしていこうという考えで取り組むと、迷ったり止まったりすることが減ると思います。
ここでは、家賃込になっているものも確認しておきましょう。家賃込のものについては基本的に不動産業者に任せて大丈夫です。
 
 殆どの場合は、契約の確認や料金明細などの名称で定期的にはがきが郵送されています。そのはがきに電話番号が書いてあるはずですので、そこに1件1件電話をしていくことになります。当たり前と言えば当たり前です。

◆契約変更を直ぐにしてよいと思われるもの
・携帯電話
・固定電話(インターネット含む)
・生命保険
・自動車保険
・新聞
・NHK
――――――――
◆室内整理が終わったら契約変更等をするもの
・火災保険
・電気
・ガス
・水道
・家賃
―――――――――
◆契約変更等が終わったら
※すべての契約変更等をすませると、基本的にはカードから引き落されるものはなくなると思われます。
・クレジットカード


■その他の契約変更(保険・電話・NHK・クレジット―カード)

・保険会社の手続き
基本的に「解約」となる場合、会社さんによっては、丁寧とは言えないような対応をされる場合があります。これは偏見といわれても仕方ないですが、決して保険会社さんの悪口ではありません。おそらく、業界と言うか社内規定での諸対応があるのでしょう。誰しもサービスを止めたいと言われれば営利企業である以上しょうがないのかもしれません。特に解決策はないですが、少し対応に疲れる手続きになる傾向があります。

・固定電話(NTT社等)
加入権等の有無で、料金窓口・加入権窓口(相続手続き)・名義変更窓口と最大3つの窓口とやり取りすることがあります。対応自体は丁寧にしてくれますが、少し煩雑で記入がし難い書類も送られてきます。保険会社さんの次に労力が求められる手続きと思われます。

・光熱費等(電気、ガス、水道など)
電話で済むことが多いです。追って「解約しました」「名義変更しました」といった郵送物が届きます。

・クレジットカード会社
電話で済むことが多いです。特にはがき等もこないことが多いです。引き落しが不調になったときだけ「現金振り込み」の用紙が届きます。

(最後に)
第4章の「家財道具の整理作業」が完璧に終わり、第5章(本章)の「公共料金等」
の対応に目途がついてくると、不動産業者への明け渡しとなります。



     第4章・家財道具等の整理作業
     第6章・賃貸物件の明渡し

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