本文へスキップ

遺言、相続手続きのスペシャリスト 帯安行政書士事務所

遺言お役立ちコラム 〜大切な人へのメッセージ〜column


第4章 ー 条件付・負担付での記入をする



【目次】

遺言で相続分の指定をし、同居や介護、扶養等の負担を付す
遺言で認知症の相続人のために、その介護をしてくれる相続人へ全財産を相続させる
遺言で自分(遺言者)の世話をしてくれた子に多く相続させる(※妻(夫)は既に死亡している)
子がいないので、遺言夫婦間だけの相続にしたい(兄弟姉妹を相続人に入れたくない)



■遺言で相続分の指定をし、同居や介護、扶養等の負担を付す

(1)遺言者の日本一郎は、次の通り各相続人の相続分を指定する。
妻  日本松子 8分の2
長男 日本二郎 8分の5
長女 日本竹子 8分の1

(2)長男日本二郎は(1)の財産を相続することの負担として、妻日本松子が死亡するまで同人と同居し、必要な生活費を支出し、毎日の食事を準備するなどして扶養することとする。



■遺言で認知症の相続人のために、その介護をしてくれる相続人へ全財産を相続させる

(1) 遺言者の日本一郎は、下記の財産その他遺言者が所有する一切の財産を、長男日本二郎に相続させる。

不動産の記載・・・・・・・・・・
預貯金等の記載・・・・・・・・・・・

(2) 長男日本二郎は、(1)の財産を相続することの負担として、妻日本松子が存命中の間、必要な介護を行うものとする。
(3) 遺言者の妻日本松子は認知症であり、常に介護が必要な状態である。そのため、日本松子と同居している日本二郎にすべてを相続させ、(2)の通りに、その財産を用いて介護してもらうこととした。
 したがって、長女の日本竹子には相続させない結果となったが、遺留分減殺請求を行使しないでほしい。



■遺言で自分(遺言者)の世話をしてくれた子に多く相続させる ※妻(夫)は既に死亡している

(1)遺言者は、次の通り相続人の相続分を指定する。
 長男 日本二郎は、遺産の4分の1を取得する。
 長女 日本竹子は、遺産の4分の3を取得する。

(2)付言事項の壱
 長女竹子は、遺言者の介護の重責を一身に負ってきたが、そのために経済的独立の機会に恵まれず、今後の生活の基盤となる財産を必要とする。そこで、遺言者は、長女竹子により多くの財産を指定することとした。

(3) 付言事項の弐
遺言者は、平成〇〇年〇●月に脳梗塞で入院し、以来介護を要する状態であったが、同居の長女竹子の献身的な介護により、自宅でヘルパー等を利用することなく、日々平穏に生活することが出来た。このように、長女竹子は、遺言者の財産の維持に寄与したものであり、その寄与の価値は、遺言者の財産の3割を下らない。以上の事情から、遺言者の有する一切の財産について、その3割が遺言者の長女竹子の寄与分として定められることを希望する。

平成〇〇年〇●月〇●日
  遺言者 日本一郎(日本松子) 印

※いわゆる寄与分のことになりますが、遺言だけでは強制力がありません。結果的に相続人間の協議と言うことになります。その際に付言の壱・弐のような記載を遺言書にしておくと、当事者間でも、仮に家庭裁判所での判断となった場合でも、大変有力な根拠基準になることは間違いありません。



■子がいないので、遺言夫婦間だけの相続にしたい ※兄弟姉妹を相続人に入れたくない

※兄弟姉妹の場合は遺留分の問題が生じないので、夫婦間だけの記載で足りる。

遺言者日本一郎(日本松子)は、本遺言書により、次の通り遺言する。
遺言者の妻松子(夫一郎)に遺言者の全財産を相続させる。

平成〇〇年〇●月〇●日
 本  籍 〇〇県〇〇市〇〇町〇〇丁目●番●号
 住  所 〇〇県〇〇市〇〇町〇〇丁目●番●号
 生年月日 昭和〇〇年〇〇月〇●日生
  遺言者 日本一郎(日本松子) 印




     第3章・預貯金等の記入をする
     第5章・補足一覧

遺言・相続のご相談はコチラまで

帯安行政書士事務所
〒983-0834
宮城県仙台市宮城野区松岡町56-2

TEL 022-778-7566
メール office@taian-senkodo.com

JR東仙台駅より徒歩8分
※ 無料駐車場2台有り